【琵琶湖疏水の風に包まれて――本日の餃子仕込みより】|職人による手作り焼売・餃子のOEMは【京都点心 福】へ。当社製品の卸売りも承ります。

【琵琶湖疏水の風に包まれて――本日の餃子仕込みより】

京都点心福 点乃の台所だより

皆さま、こんにちは。
雨上がりの伏見は、澄んだ空気に新緑が映える、美しい朝を迎えました。琵琶湖疏水の水面は静かにゆらぎ、風が吹くたびにキラキラと光を反射させて、まるで季節の移ろいを映し出す鏡のようです。

そんな疏水沿いを歩いておりますと、水辺に一羽のキンクロハジロが。
黒と白のコントラストが美しく、渡りの途中でひと休みしているようでした。京都の街では、こうした季節の訪れを告げる生き物たちとの出会いが、日常の中にそっと彩りを添えてくれます。

さて本日、私たち「京都点心福」の厨房では、二種類の餃子を仕込みました。

ひとつ目は「九条ネギ餃子」。本日は1,200個を仕込みました。
京都の伝統野菜として知られる九条ネギは、今の時期、甘みが増してやわらかく、加熱するととろけるような舌ざわりになります。この九条ネギを豚肉とあわせて丁寧に包み込んだ餃子は、シンプルながら奥深い味わい。蒸しても焼いても、ネギの香りと肉の旨味がじんわりと広がり、食卓に春の余韻を運びます。

ふたつ目は「紫蘇餃子」。こちらは1,000個の仕込みとなりました。
香り高い青じそを刻み、餡にたっぷりと練り込みました。紫蘇は加熱しても風味が残るよう、刻む大きさや混ぜるタイミングにも細かな工夫を凝らしています。包んで蒸し上げた餃子は、ひと口食べると爽やかな香りがふわっと立ち、これからの暑さを迎える季節にぴったりの一品です。

本日の仕込みでは、アレルギーへの配慮も徹底しております。
甲殻類などのアレルギー対応として、エビやカニなどを扱う日とそうでない日を分けて作業を行い、器具や調理台も専用のものを使用しております。お客さまに安心して召し上がっていただけるよう、日々の衛生管理にも力を入れております。

餃子や焼売といった点心は、単なる料理ではなく、季節を映す一皿だと私たちは考えています。
その日の空気、その日の香り、そして仕込む人の気持ちまでも包み込んで、ひとつひとつ手作業で丁寧に仕上げることが、京都点心福の信念です。

今日の餃子たちも、いずれ誰かの食卓へと運ばれ、「おいしい」と笑顔を引き出す存在になってくれることを願いながら、わたしたちは一つひとつ心を込めて包んでいます。

疏水に映る春の名残と初夏の光。
季節の香りをまとう餃子たちを、ぜひ味わってみてくださいませ。

本日もありがとうございました。
また明日、伏見の台所から、旬の便りをお届けいたします。

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