百日紅と千日紅──
「海老焼売の赤」と「塩焼売の白」
夏の日差しを浴びて空高く咲き誇る百日紅(サルスベリ)
皆の衆、息災でござるか!
京都伏見より京の点心を全国へお届けする「しゅうまい奉行」にござる。
盛夏の京都をそぞろ歩けば、寺社の境内や町家の庭先に夏の花が鮮やかに揺れておりまする。本日は補佐役の「点乃」殿とともに、名が似て非なる「百日紅」と「千日紅」の物語、そして当「京都点心福」が誇る紅白の妙、「海老焼売」と「塩焼売」の魅力にとくと迫ってみようぞ!
一、名前は似てれど全くの別物!
「百日紅」と「千日紅」の由来と違い
点乃:「奉行はん、夏になると『百日紅』と『千日紅』、どちらもよう見かけますけど、名前がそっくりどすなぁ。これって親戚みたいなものどすか?」
奉行:よい疑問じゃ!文字面はよく似ておるが、実は科も姿も育ち方も全く異なる別物なのでござる。
- 分類: ミソハギ科(落葉高木)
- 名前の由来: 初夏から初秋にかけて次々と花を咲かせ、「百日近く咲き続ける」ことから。幹が滑らかなことから「猿滑」とも書く。
涼やかで気品あふれる白い百日紅(サルスベリ)
点乃:「あれ?百日『紅』言いますのに、白い花も咲いてますなぁ!」
奉行:うむ!中国から伝わった当時の代表色が鮮烈な紅色であったためその名がついたが、白やピンク、紫などもすべて同じ百日紅の仲間なのじゃ。
ポンポンと丸く愛らしい千日紅(センニチコウ)
- 分類: ヒユ科(一年草)
- 名前の由来: 咲いた後や乾燥させた後も、「千日もの長い間色あせない」ほど鮮やかな色を保つことから。
- 特徴: 背の低い草花で、丸く愛らしい姿はドライフラワーや花束としても大人気。
二、実はどちらも「食」で楽しめる!花を愛でる大人の嗜み
風流なことに、この二つの花はどちらも古くから「食用」として暮らしの中で親しまれてきた歴史がございまする。
お湯を注ぐとポットの中で花がふわりと開く工芸茶
乾燥しても鮮やかな紅が褪せない千日紅は、茶葉で包み込んだ「工芸茶」として愛されておる。お湯を注げばガラスの中で可憐に花開き、目にも涼やかな癒やしの茶席を演出してくれますぞ。
フリルのような花びらが可愛らしい、塩漬け百日紅のおにぎり
百日紅のフリル状の花びらは、サッと塩漬けにして結び立てのおにぎりにあしらうと実に風流!ほのかな塩気と愛らしい彩りが、夏の食卓やお弁当をパッと華やかにしてくれまする。
※食用にできるのは花びらのみでござる。葉や種子などは口にしないようご注意くだされ。
「海老焼売の赤」と「塩焼売の白」
食卓を彩るふたつの個性
点乃:「鮮やかに映える紅色の花と、清楚で気品ある白い花。この紅白の美しさは、まるでうちの焼売のようどすなぁ」
奉行:いかにも!百日紅の紅のように華やかな「海老焼売の赤」と、清らかな花のように端正な「塩焼売の白」。この紅白の対比こそが、京都点心福の真骨頂でござる!
百日紅の紅のように華やかで贅沢!
透き通る皮から覗くプリップリの海老の赤色が食卓をパッと明るく彩ります。海老本来の濃厚な甘みと弾けるような食感が口いっぱいに広がる、ご馳走仕立ての逸品。
白い百日紅や千日紅のように清楚で端正!
厳選した塩とお出汁で豚肉本来の旨味を引き出した、色白で上品な佇まい。あっさりとしていながら奥深いコクがあり、毎日の食卓やお弁当にも飽きずに寄り添います。
華やかに楽しむ「海老の赤」か、端正に味わう「塩の白」か。
夏の京を彩る花々のように美しい紅白の焼売を、ぜひご家庭の蒸籠で食べ比べてくだされ!
京都伏見「京都点心福」よりお届けいたしました。





