【竹の花と、春のくしゃみ】

この春、伏見の竹林で竹の花が咲いているのを見かけました。
竹は百年に一度、花を咲かせ、そのあとは静かに枯れていくといわれています。
その儚い命のサイクルを感じると、春の訪れがいっそう深く感じられます。

ところで、この季節、花粉症に悩まされる方も多いかと思いますが、私もその一人。
竹もイネ科に属しているため、花粉が飛ぶ時期は特に辛いものがあります。
目がかゆくなり、くしゃみが止まらない日々が続いています。

今年は、タケノコの収穫量も少ないように感じますが、自然のリズムには逆らえません。
その中でも、日々の点心作りは変わらず大切にしていきたいと思っています。

春の風を感じながら、今日もひとつひとつ丁寧に仕込んでいきます。