庭の恵みと京の点心が出逢う
「ぶどうの葉の肉汁焼売包み」
〜イタリアン仕立て〜
ぶどうの葉で包んでふっくら蒸し上げた、イタリアン仕立ての肉汁焼売
皆の衆、息災でござるか!
京都伏見より京の点心をお届けする「しゅうまい奉行」にござる。
庭のぶどうがみずみずしい若葉を広げる季節。今回は地中海料理の知恵を取り入れ、京都点心福自慢の「肉汁焼売」をイタリアン感覚で楽しむ特別な一品をご紹介いたす!ジューシーな肉汁とぶどう葉の爽やかな酸味、オリーブオイルのコクが重なるマリアージュをとくとご覧あれ!
一、地中海の知恵。
ぶどうの葉の入手と自家製下処理
初夏の光を浴びてみずみずしく育ったぶどうの葉
ギリシャやイタリアなど地中海沿岸では、古くからぶどうの葉でお米やお肉を包んで蒸し煮にする郷土料理(ドルマやインボルティーニ)が親しまれておるのだ。
① 自宅の庭やベランダ栽培(一番おすすめ!)
初夏の剪定で間引いた、柔らかい若葉を活用するのが最もフレッシュで贅沢じゃ。
② 市販の塩漬け(瓶詰・缶詰)
輸入食材店等で入手可能。※水に30分〜1時間ほど浸して塩抜きをしてからお使いくだされ。
- 若葉の選別:手のひらサイズで筋が柔らかい若葉を選ぶ。(※必ず無農薬のものをご使用くだされ)
- 水洗いと軸切り:流水で優しく洗い、硬い軸をハサミで切り落とす。
- 塩茹で:沸騰した湯(塩少々)で約30秒〜1分、深緑色にしんなりするまでサッと茹でる。
- 冷水・水気拭き取り:冷水に取って色止めし、キッチンペーパーで両面の水気をしっかり拭き取れば準備完了!
二、【お品書き】ぶどうの葉の肉汁焼売包み
〜オリーブオイル仕立て〜
- 京都点心福「肉汁焼売」:4〜6個(冷凍のまま)
- ぶどうの葉(下処理済みのもの):焼売と同数(4〜6枚)
- エキストラバージンオリーブオイル:適量
- 粗挽き黒胡椒(またはピンクペッパー):少々
- 仕上げ用:レモン、お好みで岩塩・パルミジャーノチーズ
- 下処理したぶどうの葉の裏面を上にして広げる。
- 中央に凍ったままの「肉汁焼売」を置き、葉の端をたたんで全体を包み込む。
- 蒸気の上がった蒸し器(蒸籠)に並べ、強火で約8〜9分蒸し上げる。
- 器に盛り、仕上げにエキストラバージンオリーブオイルを回しかけ、黒胡椒を振ってレモンを添えれば完成!
三、奉行のペアリング指南|冷えた白ワインとともに
薄い葉の中から溢れ出す熱々の濃厚な肉汁に、オリーブオイルのフルーティーなコクとぶどう葉特有の心地よい酸味が重なり、まるでイタリアンの前菜のような洗練された味わいに!
イタリア産・辛口白ワイン(ソーヴィニヨン・ブラン、ヴェルメンティーノ、ピノ・グリージョなど)
爽快なハーブ香とミネラル感が、ぶどう葉の酸味と豚肉の脂の甘みを引き立てますぞ。
「ぶどうの新芽」は天ぷらが絶品
春先にぐんぐんと伸びる、みずみずしいぶどうの新芽
初夏に勢いよく伸びる「ぶどうの新芽」は隠れたご馳走!口に含むと、まるで「梅干しに浸かっている、あのしなしなとした赤しそ」を思わせる、爽やかな酸味と野趣あふれる風味が広がりまする。
サクサクの衣の中に爽やかな酸味が広がる新芽の天ぷら
薄衣でサクッと揚げると酸味がまろやかになり、衣の香ばしさと相まって手が止まらぬ美味しさに!軽く岩塩を振り、冷えた白ワインと合わせれば格別の味わいでござる。
初夏の風が吹き抜ける夕暮れ時、テラスやお庭の緑を愛でながら。
ワイングラスを片手に、大人の点心時間をぜひお楽しみくだされ!
皆の衆からのご用命を心よりお待ち申しておるぞ!





