脳が「シャキッ!」と覚醒。京都流「音のするシュウマイ」が疲れを救う理由 | 京都点心福
脳が「シャキッ!」と覚醒する。
京都流「音のするシュウマイ」が、
疲れ切った夜を救う理由
文:しゅうまい奉行(京都点心福)
主(ぬし)ら、今宵もまた、誰とも口を利かず、手元の「光る板(スマホ)」ばかりを眺めておらぬか?
そして、箸で掴んだその食事……随分と柔らかく、噛みごたえのないものを、ただ胃の腑へ流し込んでおるのではないか?
「喝(かつ)!」
である。
そなたのその疲れ、もしや「噛まぬこと」が原因かもしれぬぞ。
咀嚼なき食事は、心を錆びつかせる
現代の戦場(オフィス)で戦い、疲れ切った夜。ついコンビニの柔らかい惣菜や、喉越しの良い麺類に逃げたくなる気持ち、拙者にも分からぬではない。
だが、「咀嚼(そしゃく)」なき食事は、脳を退屈させ、明日への活力を奪う毒ごときもの。
ふにゃふにゃとした食感ばかりでは、戦で鈍った刀と同じ。
心に溜まったモヤモヤとした澱(おり)は、決して晴れぬのだ。
必要なのは「味」よりも「衝撃」でござる
疲れ切った脳が求めているのは、単なる濃い味付けではない。
頭蓋骨に直接響くごとき「音」と「衝撃」じゃ。
「ガリッ!」「ザクッ!」
この骨伝導で脳を揺らす刺激こそが、日常の鬱屈を断ち切り、自分を取り戻すための最強のリセットボタンとなる。
そこで拙者が、あえて今夜の膳に推したいのが、京都点心福の『昔ながらのシュウマイ』である。
「レンコン」でも「タケノコ」でもない。その音の正体とは
このシュウマイ、ただの肉団子と思うなかれ。
一口噛めば、口の中で「シャキッ!!」と、小気味よい爆音が鳴り響く。
「レンコンか? タケノコか?」と問われることも多いが、否(いな)。
この高い破裂音を生み出しているのは、「中国クワイ」という珍しき食材じゃ。
日本のクワイとは異なり、この中国クワイだけが持つ独特の硬質でクリスピーな食感。
それが肉の旨みと共に弾け飛ぶたび、脳内でファンファーレが鳴り響く。
噛むごとに、澱んだ気分が「シャキッ!シャキッ!」と削ぎ落とされていく快感を、ぜひ味わっていただきたい。
ストレスは「噛んで」砕くもの
妥協の食事で、自分を誤魔化すのはもうやめじゃ。
今夜はスマホを伏せ、己の顎と脳を使って、ストレスごと噛み砕いてしまえ。
その爽快な「音」が止んだ時、そなたの心はきっと、晴れやかに澄み渡っておるはずじゃ。
(点乃より一言)
「お仕事おつかれさんどすなぁ。奉行様はああ言うてはりますけど、美味しいもん食べて、スカッとするのが一番どすえ。京都から、元気を送らしてもらいまひょ。」





