ワンタンの歴史と楽しむ4つのタレレシピ
広東・上海・四川・広西の味わい
薄い皮がスープの中でひらひらと泳ぐ姿は、まさに「雲を呑む(雲呑)」ような軽やかさ。
実は日本と中国でまったく異なるワンタンの奥深い食文化を紐解きながら、ご家庭のワンタンが一瞬で本場の味に変わる四大地方の絶品タレ&ス―プレシピをご紹介いたします!
雲のように軽やかで美しい手包みワンタン
「雲を呑む」と書く、ワンタンのルーツ
ワンタンの歴史は古く、古代中国の前漢時代にはすでにうどんや餃子の原型として存在していました。
広東語で「雲呑(ワンタン)」と表記されるようになったのは、スープに浮かぶ薄皮のひだが空に浮かぶ白雲のように見え、それを呑み込むようにツルリと食す姿から名付けられたといわれています。
・四川:「抄手(チャオショウ)」(腕組みの形と麻辣ダレ)
・江南/上海:「餛飩(フントゥン)」(大ぶり具だくさん、和え麺風)
日中でこんなに違う!ワンタンの文化論
軽やかに喉越しを楽しむスープから、濃厚なタレを絡めて頬張る点心まで、合わせる調味料次第で無限の美味しさが広がります。
◆ 4地方の絶品タレ&スープ
あっさりとした澄んだ鶏ガラスープに、生姜の爽やかな香りを効かせる広東の王道スタイル。
ワンタン本来の豚肉や海老の甘みが最も引き立ちます。
・鶏ガラスープの素:小さじ1
・薄口醤油:小さじ1/2
・おろし生姜(または針生姜):少々
・ごま油、白胡椒、刻み青ネギ(または黄ニラ):適量
茹で上げた熱々ワンタンに直接絡めていただく「拌(和え)ワンタン」。
鎮江香酢(黒酢)のまろやかな酸味とオイスターソースの甘コクが絶品です。
・オイスターソース:小さじ2
・醤油:小さじ1
・砂糖:小さじ1/2
・ごま油:小さじ1(熱した葱油を使うとさらに本格的!)
四川名物「紅油抄手」。
鮮烈な辣油の辛味(辣)と花椒の華やかな痺れ(麻)、すりおろしニンニクのパンチが効いた、一度食べたら病みつきになる味わいです。
・醤油:大さじ1
・黒酢:小さじ1
・おろしにんにく:小さじ1/2
・花椒粉(ホアジャオ):少々〜お好み
・砂糖:ひとつまみ
桂林や柳州など広西チワン族自治区で親しまれる、酸味とナッツの香ばしさを合わせたタレ。
砕いたピーナッツのカリッとした食感がアクセントになります。
・砂糖:小さじ1.5
・醤油:小さじ1
・砕いたローストピーナッツ:大さじ1〜2
・刻みパクチー、輪切り唐辛子:お好みで
まとめ:タレひとつで広がる点心の楽しさ
ワンタンは包み方や具材だけでなく、合わせるタレやスープ次第でまったく異なる表情を見せてくれる奥深い点心です。
あっさり澄まし汁から濃厚な麻辣・ピーナッツ和えまで、その日の気分や献立に合わせて、ぜひご家庭でお好みの味わいを見つけてみてください!
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